都市計画法③ 都市計画の種類(その1)区域区分・用途地域


都市計画法 都市計画の種類(その1)

・チェック! *「区域区分」「用途地域」とはどのような場所?

1.区域区分の都市計画
 都市計画のうち、区域区分の都市計画は最も重要な都市計画です。


 この都市計画は基本的な土地利用計画であり、無秩序な市街化を防止し、計画的な市街化を図るため、都市計画区域を「市街化区域」と「市街化調整区域」とに区分する都市計画をいいます(これを線引きという)。


 この区域区分の都市計画については、下記の「2点」を押さえてください。


① 都市計画区域の種類
 都市計画区域は全国に1.100以上あります。しかし、この都市計画区域すべてにおいて線引きされるわけではありません。線引きしない都市計画 区域もあり、これを「非線引き」の都市計画区域といいます。


② 「市街化区域」と「市街化調整区域」の定義

a 市街化区域
 市街化区域とは、すでに市街地を形成している区域およびおおむね10年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域をいいます。


b 市街化調整区域
 市街化調整区域とは、市街化を「抑制」する区域をいいます。
(禁止する区域ではない点に注意!)


2.地域地区(用途地区)
地域地区の都市計画は、区域区分の都市計画とともに土地の計画的な利用を図ろうとするものであり、全部で20種類以上あります。その中で特に用途地域は、後述する建築基準法の学習をするうえでは必ず必要となります。


【試験の落とし穴】
用途地域が「12種類」から「13種類」に変更された。
試験では、都市計画法に用途地域が追加されただけでなく、建築基準法においても、下記の内容が予想される。


① 田園住居地域内の建築制限

② 田園住居地域の用途制限や斜線制限など

【用途地域の種類と内容】


住居系
第1種低層住居専用低層
住宅に係る良好な住居の環境を保護するため定める地域


第2種低層住居専用地域
主として低層住宅に係る良好な住居の環境を保護するた め定める地域


第1種中高層住居専用地域
住宅に係る良好な住居の環境を保護するため定める地域


第2種中高層住居専用地域
主として中高層住宅に係る良好な住居の環境を保護するため定める地域


第1種住居地域
住居の環境を保護するため定める地域


第2種住居地域
主として住居の環境を保護するため定める地域

準住居地域
道路の沿道としての地域の特性にふさわしい業務の利便 準住居地域 の増進を図りつつ、これと調和した住居の環境を保護するため定める地域


田園住居地域
農業の利便と増進を図りつつ、これと調和した低層住宅にかかる良好な住居の環境を保護するため定める地域


商業系
近隣商業地域
近隣の住宅地の住民に対する日用品の供給を行うことを主たる内容とする商業その他の業務の利便を増進するため定める地域


商業地域 
主として商業その他の業務の利便を増進するため定める
工業系


準工業地域


主として環境の悪化をもたらすおそれのない工業の利便を増進するため定める地域


工業地域 

主として工業の利便を増進するため定める地域


工業専用地域  
工業の利便を増進するため定める地域


住居系の用途地域は、第2種にはすべて「主としてがつく」と覚え、第1種には「主としてがつかない」と覚えよう!

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