不動産取得税と固定資産税の相違 資料 宅地建物取引士 試験 免除科目
宅地建物取引士 試験 免除科目
チェック項目
不動産取得税と固定資産税の「相違」を覚える。
不動産取得税と固定資産税の相違
不動産取得税と固定資産税は非常によく似ています。 したがって、内容は暗記したが、どちらの税金の問題なのかわからなくなる場合があります。ここでは、この2つの税金について、各項目を比較してまとめておきます。
①「基本事項」の相違と覚え方
この基本事項の相違については下表にまとめています。この相違は単に課税主体が「都道府県なのか?」「市町村なのか?」などの違いです。
②「特例事項」の相違と覚え方
特例は、不動産取得税および固定資産税のどちらの税金にもあります。ここでは、それぞれの特例について、「どのような場合」「どこから」「どれだけ控除」されるのか? を対比し、その相違を押さえておきましょう。
特に「どこから控除」されるのかに着目して覚えることが近道です。下頁を見てください。どちらも対象は土地と家屋です。
不動産取得税と固定資産税は比較して覚えること。
<固定資産税は不動産取得税の「逆」から控除されると覚えよう!>・参考
不動産取得税 |
固定資産税 |
|
土地 |
税額から控除 |
課税標準を軽減 |
家屋 |
課税標準から控除 |
税額から控除 |
[試験の落とし穴]
<「都市計画税」にも、下記の事例がある>
|
都市計画税 |
固定資産税 |
小規模住宅用地 |
課税標準の1/3 |
1/6 |
住宅用地(上記以外) |
課税標準の2/3 |
1/3 |
[不動産取得税と固定資産税は比較しながら同時に覚えよう!]・不動産取得税/固定資産税いずれか語呂合わせで大丈夫です。
|
不動産取得税 |
固定資産税 |
|
課税主体 |
都道府県 |
市町村 |
|
課税客体 |
土地、家屋 |
土地、家屋、償却資産 |
|
納税義務者 |
現実の取得者 |
台帳課税主義(固定資産課税台帳) 1月1日時点 |
|
納期 |
都道府県の条例 |
4月、7月、12月、2月 |
|
徴収方法 |
普通徴収 |
普通徴収 |
|
課税標準 |
固定資産課税台帳登録価格 |
固定資産課税台帳登録価格 |
|
税率 |
標準4%(土地・住宅は3%) |
標準1.4% |
|
免税点 |
土地10万円、家屋23万円、家屋(建築以外)12万円 |
土地30万円、家屋20万円 |
|
特例 |
土地 |
住宅用の土地「税額」から控除 ・ 150万円×3% いずれか多いほう |
「課税標準」を軽減 ・200㎡以下1/6 ・200㎡超え1/3
|
|
家屋 |
「課税標準」から控除 ・1,200万円一律(新築) ・1,200万円限度(中古) |
・3年度または5年度分に限る ・新築住宅のみ適用 ・120㎡限度 |
宅建参考関連記事一覧
・貸借・借地借家法~地代・家賃の増減額請求/宅地建物取引士 試験 民法
・5点免除 不動産鑑定評価基準 2. 宅地建物取引士 試験対策 パーフェクト宅建
・印紙税が不要な文書・課税文書 宅地建物取引士 試験 免除科目
・登録免許税/基本事項・登録免許税の特例 宅地建物取引士 試験 免除科目