建築基準法 ⑩ 日影規制

 

チェック項目 
・日影規制の「対象となる地域」は?

こちらは語呂合わせ等でおぼえてくださいね。

(重要度が低いです。)

 

1.日影制限
日影規制を受ける建築物は、すべての地域におけるすべての建築物ではありません。ここでは下記の順に従って、「どの地域の」「どのような建物の」「どこの影」が対象になるのか?を押さえてください。

 

商業地域、工業地域、工業専用地域内以外の地域等で、地方公共団体の条例で指定される区域が対象地域となります。

 


ただし、この対象区域外(=商業地域、工業地域等)の建築物でも、 高さ10m を超える建築物であり、かつ、その建築物が対象区域内に日影を一定時間生じさせる場合には、その建築物は規制の対象となります。


                      ↓
② 次に対象区域であっても、建築物の高さが低層住居専用地域、田園住居地域では地上3階以上または軒高7mを超えなければ対象にはなりません。また、その他の対象区域でも建築物の高さが10mを超えなければ規制の対象になりません。
            ↓
③ 最後に対象区域内の対象建築物であっても、敷地境界線からの水平距離が5mを超える範囲において、低層住居専用地域、田園住居地域では平均地盤面から1.5m、その他の対象区域では4m(または6.5m)の高さの水平に生じる影でなければ規制を受けないのです。 なお、対象となる影が生じる時間は条例で定められています。

 

【試験の落とし穴】
<日影制限については、下記の点に注意!>
   ① 日影規制の対象区域内の建築物は、第1種中高層住居専用地域・第2種中高層住居専用地域では、北側斜線の規制は受けません。


 ②   同一敷地内に2つ以上の建築物がある場合、これらの建築物を1つの建築物とみなして、日影規制を適用します。


ポイント
対象区域
(どの区域の)
① 商業地域・工業地域・工業専用地域以外の地域であること
② 地方公共団体の条例で指定される区域内であること

対象建築物
(どのような建物の)
①   第1種・第2種低層住居専用地域および田園住居地域では、軒高7mを超える建築物または地上3階以上の建築物
② 低層住居専用地域および田園住居地域以外の対象区域の建築物は、高さ10mを超える建築物

対象となる影
(どこの影)
① 冬至日の真太陽時の午前8時から午後4時まで(北海道は午前9時から午後3時まで)の間の影が規制の対象となる
②   敷地境界線から5m を超える部分であり、かつ平均地盤面からの高さが
・第1種・第2種低層住居専用地域および田園住居地域では1.5m
・その他の対象区域では4m(または6.5m)の水平面に生じる影が規制の対象となる

③ ①②のを充たす影が、 条例で指定する時間を超える建築物を制限する

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