歯の解剖学(歯科技工学) 真歯と角質歯(しんしとかくしつし)

こんにちは。きりん(@kirinaccount)です。

 

角質歯(かくしつし)は発生学的には真歯(しんし)とは全く異質(いしつ)のものであり、食物の摂取という機能をもつことから真歯(しんし)の相似器官(そうじきかん)といえます。

 

歯科技工/歯科技工学についてつづっています。

~真歯(しんし)と角質歯(かくしつし)~

 

脊椎動物(せきついそうぶつ)にみられる歯はその発生や、歯を構成する組織の形状から

 

・真歯 (しんし)/true teeth

・角質歯(かくしつし)/horny teeth

 

   に分けられます。

 

なぜなら、エナメル質(えなめるしつ)と象牙質(ぞうげしつ)という2種類の硬組織(こうそしき)を伴った楯鱗(じゅうりん)が口腔(こうくう)のなかに入り込み歯になったからです。

 

たとえば、

 

・楯鱗(じゅんりん)から起こったという意味で皮歯(ひし)とよぶこともあり皮膚にたとえるとエナメル質は表皮に象牙質(ぞうげしつ)は真皮(しんし)に相当するとされています。

・真歯(しんし)の起源は、軟骨魚類のサメやエイの皮の

楯鱗(じゅんりん)

(たて、うろこと読めます)

 

といわれておりそちらには

 

・象牙質(ぞうげしつ)/dentin

 

・こちらを覆うエナメル質(えなめるしつ)/enamel

 

     が観察されます。

 

 

 

 

こちらのような構造をもつ歯は、上顎骨(じょうがくこつ)もしくは下顎骨(かがくこつ)口蓋骨(こうがいこつ)や鋤骨(じょこつ)・舌(ぜつ)などの口腔内部(こうくうないぶ)だけでなく咽頭(いんとう)までも広く存在していたが哺乳類になると存在する場所が限局(げんきょく)され上顎骨(じょうがくこつ)および下顎骨(かがくこつ)だけに植立するようになりました。

 

 

 

 

つぎに、歯の硬組織(こうそしき)のつであるセメント質(cementum)はエナメル質や象牙質に比べると、その歴史が浅く爬虫類のワニの段階ではじめて出現し哺乳類一般にみられるようになりました。しかし、角質歯(かくしつし)は円口類(えんこうるい)のヤツメウナギやスナヤツメの口腔にみられます。

 

 

なぜなら、歯の形成には中胚葉性(ちゅうはいようせい)の成分が全く関与せず角もしくは爪やひずめなどができるように外胚葉性(がいはいようせい)の口腔粘膜上皮(こうくうねんまくじょうひ)が増殖(ぞうしょく)または肥厚(ひこう)することによってできたもので真歯(しんし)の主成分であるリン酸カルシウムなどの沈着はみられないからです。

 

たとえば、角質歯(かくしつし)は発生学的には真歯(しんし)とは全く異質(いしつ)のものであるが、食物の摂取という機能をもつことから真歯(しんし)の相似器官(そうじきかん)といえます。

上記の引用  歯科技工学 歯の解剖学

 

 

 

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